就労施設等見学会 第2回目
こんにちは。盛岡市の放課後等デイサービスいくはぴです。
第2回目の就労施設等見学会は、社会福祉法人カナンの園が運営を行う「となんカナン」さん(盛岡市津志田西2-16-91)にお伺いし、盛岡支援部長兼所長である岡﨑俊彦さんに施設の説明をしていただきました。
岡﨑さんは元々障がいを持つ児童に長年携わられてきた方で、「障がい者年金」や「子育ての行い方」、「就労施設で働くための5つのスキル」について以下の内容でお話していただきました。
障がい持をっている方が行政から認定されると、20歳から「障がい者年金」の受給が可能となりますが、障害程度が1級で月約8万円、2級で月約6万5千円程度の支給がされますが、18歳~20歳の期間は障がい者年金が支給されない為、金銭的には一番大変な時期となるようです。
高校までの生活は、学校の先生の手厚いサポートがありますが、社会に出た途端、今までの手厚いサポートが無くなり、安心・安全が崩れていきます。高校卒業後が進路のゴールではなく、2年間就労移行を行うことも視野に入れながら、ゆっくりゆとりを持って、その子にあった進路探しを行うことが大事なのではないかとのことでした。
岡﨑さんが考える、就労施設等で働くために必要な5つのスキルを教えていただきました。
1 指示に従う事。(やってと言われたことをやれるようになること。)
2 好きなことをやっている時でも止めてという言葉を受け入れられること。
3 落ち着く努力をみせること。
4 許可を得られること。(~しても良いですかと職員に確認が取れること。)
5 助けを求める事。(自分が出来ないことを認めることができること。)
約1時間程度お話を聞いてからは、実際に利用者の方が活動している風景を見せていただきましたが、丁度この日は支援学校の高等部の学生さんが実習を行っている日でした。職員の方が丁寧に仕事を教え、その指示通りに仕事をしている姿がとても印象的でした。
長年、障がいを持つ児童に携わっていた岡﨑さんのお話はとてもいい勉強になりました。岡﨑さん、今回は大変お世話になりました。これからもよろしくお願いいたします。